自己紹介
40代オヤジです。勤め人を20年以上つづけた耐久サラリーマン。 資産運用と最近個人事業主になりたいと目覚めています。 今までの経験と自分の考えを公表するぞ。 人生遠回りしたなと後悔しているので私の記事を参考にしてね。 これからはダウンシフトを実践します。

私が勤めていた警備会社と信念の人Hくん

こんにちは「タケシくん」です。

今日は、私が以前、警備会社にいた時の「Hくん(仮名)」の話をしたいと思う。Hくんは私より2歳年上の44歳(当時)。その警備会社には勤続10年勤め表彰された人だ。その彼は体が丈夫で欠勤したことが私の記憶では無いというくらいの勤勉な人でした。

しかし、仕事は生活するための手段だと割り切っていて、出世には無欲、他の人との交流も無し。カネに細かい人でした。いじられキャラでした。

そのHくんは何というか良い意味でも悪い意味でも個性が強い。信念の人でした。

「私とH君が勤めていた警備会社の仕事とは」

警備会社の仕事は社会性からいえば「人の生命と財産を守る」という崇高なことを言っています。

仕事内容も単純で「お客様や業者の受付対応」「監視モニターで不審物・不審者のチェック」「鍵や拾得物の管理」「病人や水漏れ・家事・地震などといった緊急時の対応」くらいです。

「簡単な仕事で働けば働くほどお金になるのになぜ人が集まらない」と、上司や本社の人はいつも言っています。・・・

・・・。言っていることは正しいんですよ。しかし中身が伴わない。

他の警備会社は知りませんが、私が勤めていた警備会社の内情は、正社員といえども日雇いのような給与体系でほとんどか変わることはなく、給料も低いので、悪く言えばいつも人手不足の状態なのです。

悪く言えば低賃金の時間給です。働けば働くだけ給料になる仕組みです。アルバイトと同じ仕組みです。しかし残業無しではとても生活していけない。

そんな職場なので、人手不足を容認して残業代を稼いで始めて生活できるような会社でした。

社会にはサービス残業といって働いても残業代が出ない会社や、歩合営業のように売上を上げては初めてお金になるという会社もあります。

それを考えれば警備員という仕事は働けば働くほどお金になるので、サービス残業とは無縁なので合う人は合うのでしょう。

昔はそれでも、働きたい人は残業代で稼ぐ。働きたい人は多くの時間を労働にあて家族を養い生活していました。

他にはそんなに働かなくてもいい。お金には困っていないからとある程度の給料をもらえれば残業はしたくない。という人もいてある意味バランスが取れていました。

しかしながら、昨今警備会社の慢性的な人手不足はさらに深刻になり、私たちの現場では休み無しの状態になりました。

「当務・当務・明け・当務・当務・明け・当務・当務・夜勤・明け

10日間のサイクルが上記のようになり、1カ月30日では言わずもがな18当務・3夜勤のシフトになりました。

1カ月総労働時間350時間位になります。どれだけ拘束されているかわかっていただけましたか。それで総額40万円くらい。手取りでいうと32万円ほどですかね。

もう、ブラックを通り越して漆黒のブラックといっていいと思います。

勿論、他の現場ではそこまでひどい勤務状態ではないのかもしれませんが、かなりの激務でしたね。運送会社や飲食業のブラックとはまた違うブラックですよ。

徹底した貯金と投資 信念の人Hくん

それでHくんは会社を辞めました。

彼の信念は「この会社を抜け出すために働いている

といっていました。いいんですよ。全然いいんですよ。

Hくんは偉い。辞めるべき時に辞められた。ということが偉いのです。

彼は10年間お金を貯めて、投資に使い、時には失敗してお金を減らしてしまうこともあったと言っていましたが、「この会社を辞めるために働いている」という強い信念は持っていました。

独身で子供なし、住宅や車のローンもない、借金無しのHくんは紆余曲折がありながらまとまったお金を蓄え、いざというときに退職できました。

お金を貯めるべき時に貯めることができたHくんはすばらしい。彼はコミュニケーションが苦手で貧乏性でした。本人もそういっています。

しかしHくんは本当に苦しくなった時に会社を辞めることができました。これは素晴らしい能力だと思うのです。

多くの人ができない継続するということを実践してきた結果だと思うのです。

信念の人Hくんへ

Hくんへ。

私もあなたが会社を辞めた後、辞めることができました。他の人には申し訳ないが計画的・戦略的に計画を進めてきたからに他なりません。

とりあえず、お金は貯めて一時的に仕事を辞めることができました。

私は貯金・投資の資産運用のほかに、会社に雇われない能力。変化に対応できる能力が欲しいと思っています。

私の計画では、40代のうちにこれまでの経験と新たなスキルを活かせる職場で働きながら仕事や社会の勉強会で人脈づくり。

フリーでも生活できるスキルを磨き時代の変化にも対応できるサバイバル能力を身に着けて、好きなことをして働きたいと思っています。

Hくん あなたも同じことを考えているんじゃないかな・・・

何となくだけど・・・

おしまい。

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