こんにちは「タケシくん」です。
会社は従業員に賃金を払って会社を運営していきます。従業員は会社に労働力を提供して賃金をもらいます。
会社はこうして成り立っています。従業員が法律を守り会社が法律を守れば「ブラック労働」という問題は発生しません。
今まさに、ブラック企業で働いている方へ。長時間労働で毎日休みなく働かされている人へ。・・悪いこと言わないので早くそこから抜け出したほうが絶対に良いです。
僕も会社を辞めるときは多少不安がありましたが、今となっては本当に辞めてよかったと思っています。
私がブラック警備会社を辞めることに決めた理由はコチラ
ブラック企業のブラックな労働時間で健康を害しては全く持って本末転倒です。
私は人生で大切なものは「時間」「カネ」「健康」だと思っています。ブラック企業で勤務し続けるとこのうち「時間」と「健康」を失います。
人間の体も心も消耗しますから、ブラック企業が従業員をそう扱っている以上、私たちも対策を講じなければなりません。
Contents
ブラック企業で長時間労働、休日無しで働かされると正常な感覚が無くなり、物事が考えられなくなる。
私の事ですが、施設警備員で何年も長時間労働をさせられていました。月の総労働時間は350時間くらい、月の残業は180時間程です。
所定労働時間は31日の月で177.1時間なのに、その倍の時間を働くことに費やしているこのばかばかしさ。
シフトはだいたい、当務・当務・夜勤・明け・当務・当務・明けでごくたまに休日がありました。
明けの24時間と当務が終了して次の夜勤までの9時間が休みです。
この時間で何ができますかね?体と心を休めるためだけの時間です。いちいち苦労話を自慢する気はさらさらないのですが、こうなると何も考えられなくなり精神が崩壊しますよ。
心身のストレスが溜まり、まず心がやられます。そして身体は確実にダメージが蓄積してある日突然に倒れてしまいそうです。
このような状況が続いては過労死してしまいそうな状況でした。そんなところで働き続けても良いことありません。
冷静に考えればわかるのにこういう環境に身を置かれるとわからなくなってしまうのです。だから世の中に自殺をする人がいるのでしょう。
人手不足が騒がれてる業界がある一方で、万人単位でリストラしてる業界もある。すなわち、
×人手不足
↓
○給料不足
○仕事の魅力不足
○高収益ビジネスを創出できない経営者の能力不足ってわけだ。
一方で、稼げる仕事に就くためにも相応のスキルと、稼げる市場を嗅ぎつける力が必要だよな。 pic.twitter.com/CkL6mqMQMP
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2018年11月29日
ブラック企業をやめる心構えと注意事項
まずは会社全体を見てみましょう。ブラックなのは、あなたのいる現場だけかもしれない。
まずは、あなたのいる会社全体を見渡してみましょう。ブラック勤務で辛いのはあなたのいる現場であって、他の現場はそうではないのかもしれません。
程度によりますが、他の現場の方がマシという事も考えられます。
施設警備は現場の環境によるところが大きいのです。
例えば病院やホテルなどは昼も深夜も営業しています。更に不特定多数の人を相手にするため必然的に仕事量が多くなります。その仕事をオーナー側は警備や施設に振ってくるのです。
逆にオフィスビルやマンションは特定の人との係わりが多いですが激務という確立はそんなに無いと思います。特定の人との付き合いは毎日の事なので気を使いますがそれは病院やホテルも一緒です。
なので、勤務時間が多いと悩んでいる方は現場間の異動を考えてもいいと思います。ブラック企業とは言っても、一部の現場がブラックであり管理能力が無いだけで他はまともな現場かもしれません。
ブラック労働といってもいきなり会社を辞めるという選択をしなくてもいいのかもしれません。
あなた1人いなくなっても大した問題ではありません。
ブラック企業体験イベント、参加された方からも「同調圧力の恐ろしさが分かった」「人間を無理矢理動かす合理的な仕組みだと戦慄した」と生々しいご感想を頂けていて嬉しい。
これを管理職に体験してもらうコンプライアンス研修を企画中。ご興味をお持ち頂ける所はあるかな?https://t.co/GKPjSy68o5— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2018年11月30日
「私がいなくなったら仕事が回らなくなる」というのは間違った考え方です。私の経験上実際にはそんなことありません。
確かに最初はスムーズに仕事が進まないこともあるでしょうがそれを埋めるのが会社の仕事です。
そもそも1人いなくなっただけで組織を運営できない会社が悪い。会社に管理能力が無いのです。
そんな会社のケツをあなたが拭く必要はありません。ブラック企業は人を入れられないし、人を育てることも不得手です。
(隊員1人1人の給料が異常に安いのでそこに隊員同士の対立が生まれます。)
「人がいなくなればもっと安い給料で雇えばよろしい。人なんかいくらでもいる。」そんなブラック企業経営者の考えで会社は回っています。
そんな会社にいる必要はありません。世の中資本主義です。労働力(給料)は費用(コスト)です。
私たちも資本主義に則り、早くまとまったお金や自分の商品を作ってそこから抜け出すべきです。
あなたが辞めた後のことなど気にせずに計画を立てて退社するべきです。
仲間意識は捨てるべき。仕事内容をシンプルにするべきなのに、それをわからない所に居る必要はない。
今まで、辛い環境で一緒にやってきた仲間を見捨てるのか。・・・なんて思う必要ありません。きっぱりと辞めるべきです。
実際に私がブラック企業を辞める前に何人も辞めていきました。そのうち何人かと連絡を取っていますが会社を辞めて死んでいる人はいません。(笑)
私が会社を辞めた後も続いて何人か辞めたと聞いています。結局みなさんいつかは会社を辞めるんですよ。
僕の知り合いのH君やTさんに先に辞められた時は正直負けたと思いましたね。その約1年後に私も辞めたのですが、俺ももっと早く辞めていればよかったと後悔しています。
早く辞めた者勝ちなのです。辞めるべき時には辞めるのです。そういった決断ができるかどうかにあなたの人生がかかっているといってもいいでしょう。
上司にいじわるされる?
これ、実際にあると思います。「辞めるという奴は最後まで使い倒そう」とする考え方。
私も経験ありますが、それよりも「辞めることができるという喜びと今まで退社に向けて準備してきた自分を褒めてあげたい」と思いました。
そうはいってもただ我慢しているだけでは気が済まないという人もいるでしょう。
これには事前の準備と法的知識が必要になります。
ここでは詳しく述べませんが簡単に述べましょう。
出来事をすべて記録してください。施設警備員ならメモを携帯しているはず。スマートフォンのカメラ機能で記録できるものすべて記録しましょう。
こうして備えておきましょう。そうすることが後々役に立つ場面もありそうですし、こうした姿を見せることで上司の意地悪の抑制にもなるでしょう。
正社員であれば、退職の意思を表明したら法律上は2週間で辞めることができます。慣例でも1カ月あれば辞められます。
辞めてしまえばこんなこと大したことないのです。逃げてもいいのです。
自己都合退職から会社都合退職に変えたときのこと。結構あっさりできた。
円満に退社を心掛ける。せめてそのフリをする。
今までの憤慨が溜りに溜まっての「こんなトコ辞めてやる」はおすすめしません。
無断欠勤などしたら会社の思うつぼ。給料の支払いをしなかったり遅らせたりとか、更には損害賠償の請求までされるかもしれません。
事を荒立てても相手は会社という組織なのです。せめて辞めるまではひっそりとおとなしくしていたほうが得策だと思います。
辞める理由だって何も馬鹿正直に言う必要もないでしょう。辞めるといえば会社もそれなりに対策を講じてくるでしょうから。
「実家の親の家業を継ぐ」「親が病気で看護が必要です」とかよくあるパターンです。
辞めて数カ月たったら他の会社で働いていたとか・・・
あとは健康診断の結果で病気が判明したとか、実際に具合が悪いとか、必要であれば診断書も用意したほうがいいのかもしれません。
まとめ
気持ちを強く持ってください。ブラック企業を辞めるには必ず辞めるという強い気持ちが必要です。
そして、自分の人生なのですからどうか戦略を持って生きてください。そして「辞めたい」と思っているのならその戦略に沿って少しずつ準備していってください。
おしまい。