先日の続きです。
施設警備員として働いていた友人A君と話をする機会がありましたので報告したいと思います。
A君は施設警備員として約5年間努めました。
【職業】
複合施設施設警備員 33歳(当時) 男性
【主な業務内容】
オフィス・宿泊施設の利用者の安全を守る施設警備員
【仕事を辞めた理由】
仕事内容と疲労感
警備員を辞めた人の体験談
質問の内容
- 仕事をしていて思うこと
- 仕事を辞めた原因
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
つづきはここから・・・
仕事を辞めた原因
Aくんは言いました。
「毎日の残業に疲れました。このままでは何もできません。」
「このまま施設警備員をやっていて大丈夫なんだろうか。AI(人工知能)が普及したら私たちは会社から斬られるのだろうか」
「こうして残業代を稼いでいるうちに貯金ができた。しばらく仕事をしなくても有給と失業手当で何とか食いつないで行ける。貯金に手を付けなくても転職できる。いまは売り手市場といわれているし・・」
とにかく仕事時間が多すぎる。このままでは体がつぶれる。精神的にやられると思いました。
20代30代の若手はそう思って行動できるんですよね。これが結婚して子供がいます、住宅ローンがあります。借金があります。なんていったら、もう人生は他力本願ですよね。
施設を監視巡回する仕事内容に、充実感ややりがいを私は感じることができませんでした。
施設のお客様やテナントとのやり取りの仕事内容に充実感ややりがいを私は感じることができませんでした。
警備員の仕事に適切な休日が与えられていれば、そんなことは考えなかったと思う。休日には友達と遊びにいったり、自分の趣味に没頭できたかもしれない。
しかしながらこのような休日もなく、ただ仕事明けの日に疲労を回復するために休むことしかできないのであれば、私は何のために生きているのだろうと真剣に考えてしまいます。
このまま年を取って40代・50代で後悔したくない。
そうなっては遅いのでまだ体が元気なうちに転職をしようと決意しました。それに警備員という仕事は主に定年退職した高齢者が従事する仕事で、私のような30代の人間はあまりいません。
今のうちに警備員をやめて他のスキルを身に着けよう。と思いました。
年をとってもずっと仕事をしたいと考えていたことも、警備員を辞めた理由の一つです。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
時間がもったいない
「光陰矢の如し」「少年老いやすく学なりがたし」
これはうかうかしているとあっという間に年を取り「あの時こうしておけば良かった」と後悔することになります。
警備員は年を取ってからでもできます。今のうちにスキルアップして資産を作っておかないと年を取って後悔することになるのです。
警備員の仕事は愚かだ、価値が無い。という気はありません。
しかし世間がそう思えば、安い給料で雇われるし。その長時間労働が自分の人生の大半を奪っていることになるのです。
警備員は年配のする仕事です。若いうちはもっと自分の可能性を求めて、やりがいを追及して仕事をするべきです。
Aくんありがとうございました。私がA君の後に警備員を辞めた理由もほぼ同じです。
会社がきちんと休みを与えていたら辞めようとは思わなかったかもしれません。
自分の時間が取れなくなって仕事に膨大な時間を奪われる事によって、人は自分の価値観に目覚め、人生に疑問を持つのです。
自分に合わないと思ったらすぐに転職活動・独立活動を開始しましょう。
人生は1度きり。2度目はありません。
おしまい。