仕方がない
ワールドカップ予選リーグ第3戦。サッカー日本代表はポーランドと戦いましたが、試合残り10分間の戦い方について、0-1とビハインドな展開であるにもかかわらず、自陣でパスを回すだけの戦い方に各地で物議を醸し出しています。
それは、勝ち点差ではなく、得失点差、総得点、当該チーム同士の対戦(日本2-2セネガル)でも決まらず、フェアプレースコア(イエローカード、レッドカードによるマイナスポイント)で順位が決まるためこのままでよい(日本0-1ポーランド)という戦略です。
同時進行のセネガル・コロンビア戦でコロンビアが後半29分に1-0先行したところで、日本代表西野監督は自陣でボールを回し、時間を使う、そしてカードも受けないという戦術です。しかも(コロンビア1-0セネガル)コロンビアがセネガルに勝つ、そしてもう点を取られないだろうという他力本願の策でした。
この策についてどう思うか・・・
やはり仕方がない
そのわけは、
目標は決勝トーナメント1回戦突破(ベスト8)
この試合最初からスタメン6人入れ替えている。つまり勝ち上がった場合に、イングランドまたはベルギー戦に全力で戦うために主力温存する作戦をとっていたこと。
次にポーランドはこの時点で勝っているのだから、日本が攻めない限り無理して攻めてこないだろうという予測。
最期にコロンビアもセネガルには勝って2勝1敗で1位通過したいだろう。ということはセネガルに点を取られることはないだろうという判断が働いた。
以上の状況から「消極的戦い方」の作戦をとった。
代表は目標を見失っていなかった
結果論だが日本はベスト16に進出した。決勝トーナメント進出、そして1回戦を勝ちベスト8進出。恐らくこれが西野監督の目標設定だったのだろう。ベスト8進出のためにここで負けるわけにはいかないという執念。目先のことにとらわれず長期的な目標への執念が感じられた。試合時間残り5分くらいならその作戦もあるかもしれないが、アディショナルタイム含めて残り15分以上も他力本願であの作戦はなかなかできるものでは無い。
次は優勝候補のベルギー戦だ。恐らくは勝つことは難しいと思う。難しいのにベルギー戦は選手に余計なプレッシャーがかかってしまう戦いになってしまった。
真価が問われる一戦だ。勝てば官軍、西野監督素晴らしいと称賛を浴びるが、負ければまたポーランド戦での消極的な試合運びがまた議論としい噴出してくるだろう。
ベスト16進出は素晴らしい結果だ
私はこの先、日本代表がどのような結果になってもベスト16に進出できたことに対して評価します。
戦前は1勝もできないのではないか。そもそも弱いのだから目標は1勝でグループリーグ3試合に全力を出しきるべし。予選リーグ突破、ベスト8なんて望むのは、そもそも目標設定が違うだろーと思っておりました。
しかしながらこの結果でした。グループリーグでドイツやポーランドが敗退するなんて考えられなかった。それを思えば日本代用は十分健闘したと思います。日本代表ありがとう。
おしまい。